こんにちは。なみなおです。
こんにちは。ひがしです。
「なんでわかってくれないの?」「なんで察してくれないの?」この言葉を言いたくなった。または、言われてしまい、困ってしまうことってありますよね。
私自身、「わかってくれない」「察してくれない」を仕事でも、私生活でも言われることがあり、困ってしまうことがあります。 反対に「わかってくれない」「察してくれない」と、仕事仲間や、大切な人に対し言いたくなってしまい、心の中がもやもやする経験もあります。
心理学の観点から調べたところ、実は『役割』が影響していることがわかりました。
この記事では、『わかってくれない』『察してくれない』の本音と、解決方法について解説します。
お互いのことを理解し合えるようになるので、仕事がスムーズに進むようになりますよ。
「なんでわかってくれないの」からわかる相手の本音
コレ言われた事あります。
「なんでわかってくれないの⁉」って突然言われても…ってなりますよね。
突然スイッチが入ったみたいに言われるよね。
実は『役割』が原因になってるんだよ!
「わかってくれない」の原因は『役割』にあります。
役目を割り当てること。また、割り当てられた役目。
社会生活において、その人の地位や職務に応じて期待され、あるいは遂行しているはたらきや役目。
goo国語辞書『役割』より引用
実は“その人の地位や職務に応じて期待”が大きく影響しています。
「なんでわかってくれないの」このやり取りが、誰に対し、何に対して言っているのか、主語を付けて確認してみましょう。
つまり、私たちは「その『役割』なんだから『わかる』『察する』のが当たり前」というのが本音になっているのです。
人は『役割』に合わせた行動を求める
いつの間にか『役割』を持っていて、期待されているんですね。
そうだね。
『役割』が持つ心理的影響力が大きいことは実験で証明されてるよ。
私たちは無意識のうちに『役割』に対して期待しています。
この『役割』に関する心理学の実験を2つ紹介します。
【スタンフォード監獄実験】
アメリカの心理学者ジンバルドーらが行った心理学の実験では被験者を
・看守役
・囚人役
2つに分け、それぞれのコスチュームを着て監獄(模擬刑務所)で役割を演じてもらった。
≪結果≫
・看守役→看守らしく行動し、さらに行動もエスカレートした
・囚人役→囚人らしく行動し、看守の行動に精神的に追い込まれていった
書籍『「なるほど!」とわかるマンガ見ための心理学』より引用
行動のエスカレート、精神的なストレスの増加もある非常に危険な実験になってしまったため、実験は途中で打ち切りになったんだって。
怖い実験じゃないですか…
続いて2つ目の心理学の実験を紹介します。
【コスチュームの実験】
アメリカの心理学者ジョンソンとダウニングが、被験者女性60名を2つのグループにわけ、それぞれ次のコスチュームを着てもらった。
・看護師のコスチューム
・KKKのコスチューム(白人至上主義の秘密結社)
ある人(サクラ)が問題に答えるのを見せ、回答を間違えたら罰として電気ショックを与えるように指示した。
≪結果≫
・看護師のコスチューム→標準よりも弱い電気ショック
・KKKのコスチューム→標準よりも強い電気ショック
書籍『「なるほど!」とわかるマンガ見ための心理学』より引用
服装だけで行動が変わるんですね。
看護師の弱い電気ショックは、もはや治療かもしれないね!
ちなみに電気ショックはサクラが電気ショック受けてるフリをしているだけなんだ。
2つの実験から『役割』や『服装』に関して次のことがわかります。
つまり、私たちは無意識のうちに『役割』に抱くイメージを持っていて、『役割』に合わせた行動を求めていることがわかります。
「なんでわかってくれないの」を解決するたった一つの方法
相手から「当たり前」って思われてるなんてプレッシャーですね。
そうだね。
そこで「なんでわかってくれないの」を解決する方法を試してみよう!
「なんでわかってくれないの」を心理学の観点から解決する方法があります。
服装を変える
服装を変えるだけで「なんでわかってくれないの」が解決するんですか?
『制服効果』を利用して、相手の求めている姿になるんだよ!
自分の服装を変えると『制服効果』が働き「なんでわかってくれないの」が解決します。
相手の求めている『理想の上司像』『理想の彼氏像』を聞いてみましょう。 そして、そのイメージを表現する服やモノを身に付けてみます。
例えば、理想の上司像がシャキッとした姿なら新調したスーツを身にまとう。
理想の彼氏像が優しい感じなら、私服はゆったりした服を選ぶ。
どちらの場合も、モノから得られる心理効果を活かしたチョイスになります。
このように、自分自身の服装を変えることで行動が変わることがわかります。
そして、相手の求める『役割』に応えるよう、自分自身に『役割』を付与してみてください。
きっと、相手にとっても、あなたにとっても理想の関係性に近づいていきますよ。
『期待』に応えるには自分を隠さない
う~ん…
「なんでわかってくれないの」に応え続けるのって大変ですよね。
そうだね。
本当に応えてあげたいのか、自分の本音を聞くのも大切だね。
「『期待』に応え続けたい。」という気持ちは嘘ではないでしょう。
しかし、相手が求める役割に応え続けるのは簡単なことではありません。
本当は「私、自身のこともわかってほしい」という気持ちもあるでしょう。
そこでセルフコーチングを試してみてください。
自分のことを大切にできる人が、相手を受け入れられる人です。
相手の求める『役割』に応えるために、セルフコーチングを身に付けてみてくださいね。
まとめ:相手が求める『役割』を理解して、わかってあげられる人になろう
無意識のうちに『役割』に期待して、求めているんですね。
そうだね。
心理効果が影響しているからこそ、服やモノを使って、自分の行動を変えることが解決につながるんだね。
【「なんでわかってくれないの」からわかる相手の本音】
- 『役割』への期待から「わかって当たり前」「察して当たり前」
- 人は役割に合わせた行動を求める(『役割効果』『制服効果』)
【「なんでわかってくれないの」を解決する方法】
- 相手の求める『役割』をイメージした服やモノを身に付ける
- 相手の期待に応えるなら自分の本音を隠さない
『期待』ばかりの関係では、お互い苦しいですね。
そうだね。
相手のためにも、自分の心を大切にしないといけないね。
最後になりますが
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